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①ペルソナを明確に設定する|ホームページ制作で気をつけたい8つのポイント

①ペルソナを明確に設定する|ホームページ制作で気をつけたい8つのポイント

こんにちは、山田です。

御社が新しいホームページを制作しようとしているなら、まず最初に取り組むべきことがあります。それは、「ペルソナの設定」です。ペルソナとは、御社のサービスや製品に最も関心を持ち、実際に利用してくれる典型的な顧客像のこと。これがしっかり決まっていないと、どんなに魅力的なデザインや機能を盛り込んでも、ターゲットに響かないホームページになってしまうかもしれません。

今回は、ホームページ制作においてなぜ「ペルソナ」を設定することが重要なのか、そしてその具体的な方法についてお話しします。ペルソナを明確にすることで、御社のホームページがどんなユーザーに向けてどんなメッセージを伝えるべきかが見えてきます。それでは、早速その方法を掘り下げていきましょう。

1. ペルソナの基本情報を設定する

ペルソナを作成する際は、以下のような基本的な情報を設定します。この情報が具体的であるほど、実際にターゲットとなる顧客をより明確にイメージしやすくなります。

  • 名前
    架空の名前をつけて、ペルソナに感情移入しやすくします。

  • 年齢
    年齢層を特定することで、好みや価値観、購買行動に影響を与える要素を把握できます。

  • 性別
    性別によって、興味やニーズが変わる場合もあるため、ターゲットの性別を意識します。

  • 職業・役職
    どの業界にいるか、どのような職種なのかを考えることで、その人が抱える悩みや日々の業務内容が見えてきます。

  • 収入レベル
    購入力や消費傾向に影響を与える要素です。どれくらいの価格帯の製品・サービスを利用しているかをイメージします。

  • 学歴・家族構成
    ライフスタイルや価値観に影響を与えるため、ペルソナがどのような背景を持っているかを想像します。

このように、ペルソナを具体的に設定することで、ターゲットユーザーにどんなアプローチが有効かを考える際の参考になります。

2. ペルソナのニーズ・悩みを明確にする

次に、ペルソナが抱えるニーズ悩みを明確にします。これこそが、御社の製品やサービスが解決すべき問題であり、ペルソナが求めている価値です。ペルソナがどんな場面で困っているのか、どんな問題を解決したいのかを想像することが重要です。

  • 課題や悩み
    ペルソナが日常生活や仕事で直面している問題をリストアップします。たとえば、「忙しくて時間がない」「生活が忙しくて健康管理ができない」「仕事の効率を上げたい」などです。

  • 目標や望み
    ペルソナが解決したいと思っている課題や実現したい目標を考えます。たとえば、「もっと時間を節約したい」「ストレスを減らしたい」「キャリアアップを目指したい」などが考えられます。

ペルソナが抱える悩みを明確にすることで、ホームページに載せるべきコンテンツやメッセージを具体的に考えることができます。

3. ペルソナの行動パターンを理解する

ペルソナがどのように情報を探し、どのような経路で決定を下すのかを理解することも重要です。たとえば、ペルソナが「どのデバイスを使っているのか」「どんなサイトをよく訪れるのか」「どのような価値基準で製品やサービスを選ぶのか」を知ることで、効果的なマーケティング戦略を立てやすくなります。

  • インターネットの利用方法
    ペルソナが普段使っているデバイス(スマートフォン、PCなど)や、どのサイトやSNSを頻繁に利用しているのかを調べます。また、何を調べるためにインターネットを使うのか、情報を得るためにどのような検索を行っているかを考えます。

  • 購入意思決定のプロセス
    ペルソナが購入を決める際に重視する点は何か(価格、品質、口コミ、友人の推薦など)を理解します。

  • 意思決定に影響を与える要因
    ペルソナがどのような要因で意思決定を行うのかを考慮します。たとえば、「友人や同僚の推薦を重視する」「オンラインレビューを確認する」「価格が最重要」などです。

ペルソナがどのような行動を取るのかを把握することで、ホームページの構成やマーケティング活動の戦略をユーザーに合わせて最適化できます。

4. ペルソナに基づいたコンテンツ制作

ペルソナがどんな情報を求めているのかを理解したら、それに基づいたコンテンツを制作します。ペルソナにとって価値のある情報や解決策を提供することで、ホームページが実際に役立つ存在となり、ユーザーのエンゲージメントが高まります。

  • ニーズに応じたコンテンツ
    ペルソナが抱える悩みを解決するために、製品やサービスがどう役立つかを説明します。例えば、「忙しい人向けに時短テクニックを紹介」や「ダイエットに役立つ健康情報」などです。

  • 問題解決型のコンテンツ
    ペルソナの課題を解決する方法を具体的に示すコンテンツを制作します。例えば、「時間を節約するためのアプリ」や「仕事の効率を上げるツールの紹介」などです。

  • ペルソナに寄り添ったトーンで書く
    ペルソナがどのような言葉遣いやトーンに反応するかを考え、コミュニケーションのスタイルを設定します。たとえば、若者向けならカジュアルな言葉を使い、高齢者向けなら落ち着いた表現にするなどです。

ペルソナに合わせたコンテンツを制作することで、サイトの訪問者に対してより強い影響力を持つことができます。

5. ペルソナを活用したデザインとUI/UX設計

ペルソナの特徴や行動パターンを理解した上で、その情報をサイトのデザインやユーザーインターフェース(UI)に活かします。たとえば、ペルソナが使いやすいと感じるボタンの大きさや色、文字のフォントや配置など、細部までペルソナを意識した設計を行います。

まとめ

ペルソナを明確に設定することは、ホームページ制作やマーケティング戦略を成功させるための基盤となります。ペルソナを正確に理解し、そのニーズや行動に合わせたコンテンツやデザインを制作することで、より多くのユーザーに響くサイトが完成します。

このプロセスを通じて、ターゲットとなる顧客との強い結びつきを作り、効果的にアプローチすることが可能になります。

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